こんにちは〜。最近ぐっと夏っぽくなってきましたね。
前回はイギリスでの仕事探しについてご紹介しました。なので今回は実際の面接から就労までのことをご紹介したいと思います。
前回の記事を見てない人は是非先に読んでみてね!
国にかかわらず「海外での仕事探し」について知りたい方はこちらをチェックしてみてください。
それでは実際にイギリスで仕事についてご紹介していきます。
日本食レストラン(ジャパレス)での仕事
前回もご紹介した通り、まず私はブライトンに到着してからすぐ仕事を探さなければなりませんでした。理由は日本に来る前に空港に向かう途中で財布を落としてきてしまったからです。←笑えない
つまりちゃしばは空港に着いた時一文無しだったんだ。両親に怒られて帰って来いといわれたけど幸いパスポートは手元にあったからたまたま見送りに来てくれた友達に事情を話して現金を借りてそのままカードなども一切持たずに出国したよ(笑)絶対真似しないでね!
そのためすぐにでも現地でポンドを稼げるようになりたいと思っていました。
そこで学校のお友達と食べに行ったジャパレスのお店にそのまま応募したのでした。
ちゃしばの日本食レストランで働くメリットまとめ
①日本人=有利
②日本語で情報収集がしやすい(あくまでオーナー(従業員)に日本人が居る場合)
③賄いで食費を抑えることが可能
④ポジションや店の規模によってはかなり英語(またはその国の言語)を使う
海外で求職中の人に実践していただきたいのが、自分が行ったレストランやカフェなどで、ここで働いてみたいな〜と思えたら直接マネージャーに募集中かどうか訪ねてみることです。
求人は出していなくても実はそろそろ出そうと思っていた、とか応募があれば都度検討する、という場所は結構あります。
あるいはこの時の私のように、
募集していなかったのに運良く働けることになった。
ということになるかもしれません。
ちなみになぜ働けることになったかというと、自宅に帰って履歴書を送った後(前回ブログ参照)、たまたまそのお店でお休みの人が出るのでトライアルついでに働いてみないか、と言われたからです。
そのため数日後に実際にお休みの人の穴埋めとトライアルを兼ねたところ、週数日であれば雇ってもらえることになりました。
その時は4月だったんだけど、新学期は9月からが多い海外では6月頃から学生が休みに入ったり卒業する人がいたりで求人が多く出るようになるよ!
なのでここでは面接という面接はしていません。トライアルの時に自分がどんな状況なのか、どれぐらい働きたいと思ってるのかなどを話しながらお客様を直接接客して英語力なども見ていただいたような感じです。
このジャパレスはオーナーさんとシェフは日本人の方でしたが、働いているスタッフは半分弱が日本人、あとはヨーロピアンの人でした。
同じ時期に入ったキッチンスタッフにイギリス人がいて、のちにその人はシェアメイトにもなりたくさん英語を教えてもらえました。出会いって本当に色々なところにありますよね!
カフェでの仕事探し
無事ジャパレスでの仕事が確保できたらその後すぐにカフェでの仕事探しを始めました。
すでに前記事でお伝えした通り、スタバからCVを配り始めたんですね。
そしたら最初のスタバで
「うちは今募集してないけど●●の店舗なら今募集してるよ〜。」
と丁寧に教えてもらい、それならば!と思ってそちらの店舗に出しに行きました。
他の店舗はどうしようか迷ったんですけどどうせならと思ってapplication formを書いた分、他の2店舗にも出しに行ったのです。
すると、そこのある店舗はお客様が行列だったのでそのまま私もお客様の列に並んで、自分の番が来た時に実は仕事を探してて履歴書を出したいと伝えたのです。
そしたらわざわざその話しかけたバリスタさんがカウンターから前まで出てきてくれて、私について色々聞いてくれました。
どこから来たの〜とかカフェで働いた経験はあるの〜、いつまでイギリスに居れるの〜などなど。
すると私が日本人ということを知って自分は日本語を学んでいたことがある!とテンションが上がり少し意気投合ができたところで、マネージャーに私のこと伝えておくね〜と言ってくれたのです。
そして数日後知らない番号から電話がかかってきたのですが、募集をかけていた店舗ではなく、その優しい店員さんがいる店舗のマネージャーさんでした。
スタバの面接
面接の日が決まってからはもう緊張が止まりません。実は日本人以外の英語での面接(インタビュー)はこの時が初めてだったのです。
ただ日本でもスタバで働いたことがある方は聞いたことがあるかもしれませんが、スタバは世界的に展開しているカフェなので面接で聞く事項にも幾つか決まりがあるようです。
そのため事前に聞かれそうなこととその答えを幾つかイメージして準備をしておきました。
スタバだけじゃなくてある程度面接で聞かれることって日本でも変わらないよね。そういう質問は答えられるようにしっかり準備しておこう。
ただ丸暗記すると忘れた時に焦っちゃうからポイントで覚えておくようにするほうがいいよ。
ちなみにこの面接で聞かれたことは終わった後にメモもしておいたのですがスペイン旅行の際にそのメモ書きしたものも盗まれちゃいました。この時の置き引き事件が気になる人は下記をチェックしてね。
でも幾つか聞かれて印象的だったものは覚えているので皆さんにシェアしますね。
・これまでカフェで働いた経験はあるか
・スタバのドリンクで一番好きなものは何か
・同僚が間違ったことをしていた時、あなたならどうするか
・どんな風に働きたいと思っているか
・ラテアートしたことがあるか
・効率よく仕事ができるか
他には自分の強みとかも聞かれたりしましたが、カフェでの面接という意味ではこの質問に対する答えはスタバに限らずカフェで働きたい方は是非考えておけるといいのではないかなと思います。
面接自体はマネージャーと私の一対一でした。
私は当時も今もお世辞にも上手とは言えない英語力ですが、ゆっくりでもいいので自分が働きたいという意欲を伝えることと明るく受け答えをすることを心がけました。
最後に「ここまで話して、それでも働きたい気持ちは変わりませんか?」と言われたので「もちろんです」と答えるとトライアル日程を提案していただき、後日トライアルで働いてみてその後正式に働けることになりました。
後日マネージャーに教えてもらったのですが、CVを配りに行った時に話したイギリス人のSV(スーパーバイザー)が私のことをすごくお勧めしてくれていたらしく、よっぽどのことがない限り採用しようと思っていたとのことでした。
本当に感謝感激。。。。
英語で面接をするときのまとめ
①事前に聞かれそうなことは英語で準備しておく
②丸暗記はしない、キーになる単語を覚えておけば◯
③英語はゆっくりで大丈夫、わからなかったら聞き返す
④自分が働いたときのことをイメージしながら答える
⑤笑顔を忘れない
⑥面接が終わったら何を聞かれたか、どんなことが答えにくかったか必ずメモを残し次の面接に備える
始めは辛かったスタバでの仕事
イギリスに到着してから2ヶ月後には2つの場所で無事仕事をゲットできましたが、特にスタバではスタッフにアジア人が全くいない環境での仕事スタートになったので正直楽しさよりも辛さが勝っていました。
一番辛かったのはやはり語学力不足です。
ご存知の通り、スタバには何種類も飲み物がありますよね。カフェでの仕事経験はあってもスタバは未経験だった私は、そのドリンクを覚えるのに必死でした。
それを英語で(特にイギリス英語に慣れていなかった)ネイティブのスピードで言われるともうパニックです。
さらに私がいたスタバは図書館に面していたので、図書館に入れなかった人や息抜きに来た人たちですぐに行列になります。
ジャパレスもホールは一人で回すことが多かったですが、やはりメニューは馴染みがありますし、オーダーをメモ書きすることが難しくないので、スタバのレジ操作・ドリンク書き・顧客の名前を書きを同時に覚えるのは本当に苦労しました。
自分のせいでお客さんが不機嫌になってしまったり待ちきれなくて帰ってしまう人ももちろんいました。
どんどんパニックでもう何も頭に入ってこなくなっていた時、スペイン人のSVの子がこう言ってくれました。
「大事なのは今目の前のお客様を大事にすること。他の人のことは気にしなくていい、他のスタッフでフォローするから気にしないで。焦る必要はないからただ目の前のお客様に集中してね。」
言われたこと自体はなんだか当たり前のことのような気がするのに「はっ」としました。
そしておそらく一番嬉しかったのは「仲間」としてみんながいてくれているということでした。自分を仲間として認めてくれていてフォローしてくれるんだと。
そこからは落ち着いて一個一個のことを丁寧にすることができるようになったと思います。
日本人として自分の強みはやはり勤勉なところ(笑)と思い、飲み物の書き方やドリンクの作り方、常連さんの名前や飲み物は何度も復習し英語が完全にわからなくてもその分をカバーするスキルを身につけることを徹底しました。
そのように過ごしていく中で、だんだん作業効率もあげることができ、常連さんと仲良くさせていただき自分の働きやすい環境を作り上げていくことができたと思います。
誕生日にはこんなバースデーケーキも用意してくれました💕
まとめ
今回はイギリスでの実際の仕事経験についてお伝えしました。
もしこれから海外の飲食で働きたいなと思っている方は是非参考にしてみてくださいね。
ちなみに最終的にスタバで一番苦労したのは「いつまでたってもお客様の名前のスペルがわからないだらけ」でした。(笑)海外のスタバに行ったことがある人、働いたことがある人はこの気持ちわかっていただけますかね?
ドイツでは飲食ではなくユニクロやオンラインで日本語の先生として働いていたのでその話はまた今度追々していきますね。
ちゃしば