Trouble

海外のトラブル話① バルセロナで置き引きにあいました ー前編ー

海外に行くとトラブルに遭うこと、よくありますよね。
これまでの海外旅行や生活を通して、私も色々なトラブルに見舞われました。

結果、メンタルがめちゃめちゃ強くなりました。笑

なのでこういうことあったよ。こうして乗り越えたよ。結論、周囲の人に助けられまくったよ。という話を
思いつくままシリーズ化してお伝えしていきます🌷

スペイン・バルセロナで置き引きにあった

イギリスに住んでいた頃、2017年10月に友人と一緒にバルセロナへ旅行に行きました。
憧れのスペイン、3泊4日の予定で行きたいところも沢山あり、気分は最高潮。

現地に到着したのは夜だったので、その日は空港近くのホテルを予約。

ちゃしば

ちなみに空港からホテルまでタクシーに乗りましたが、そのタクシー運転手も道間違えまくって
ぼったくられたよ。(笑)地図見ながら違うって言ったのに適当に道進まれて焦ったな〜。

次の日早速都心部へ移動。無事ホテルにチェックインはしたけど貴重品を置いておくのが怖くて全部一緒に手荷物のバックへ。さらに友人がヨーロッパ人のくせに超現金主義で日本円で15万円ぐらい持っていたからそのお金もお財布と別にしてバックに入れました。しかし。。。これが大きな間違いだった。。。

スリには気をつけていたものの、盗られるとしたら財布やスマートフォンを狙われるかもと思っていた私。ただ実際盗まれたのは「バックそのもの」だったのです。

お昼からお酒を楽しんで酔い冷ましも含めてスターバックスにコーヒーを飲みに行きました。

ずっとバックを目の前に置いていたものの、出ようとした時にトイレに行きたくなった私。一度立ってトイレに行ってくると友人に話しかけた際、友人が見ていたスマホ画面を一緒に覗いた時なんと無意識に一瞬椅子にかけてしまったのです。

おそらく2,3分だったと思います。そしてさぁ、トイレにとバックを持とうとした瞬間。。。

「ない。。。。」

何回か友人がふざけて隠したことがあったのでその時もそうだと思ったのですが、その時ばかりは違いました。
置き引きにあったのです。しかもスタバで。

??????

何が起こったの?え???何かの冗談?私はすぐに受け付けられませんでした。

盗まれたあとのパニック行動 警察に行かなくちゃ

パニックパニック。なぜならそのバックには全財産入りのお財布はもちろん、友人のお金、パスポート、イギリス滞在に必要な在留カード、その他もろもろ私の全てが入っていたのですから。

今考えればその時私の後ろには団体のおばさまたちが大きい荷物をたくさん持っていました。
おそらくその人たちの誰かが奪ったのだと思います。もし誰かが奪って逃げたならさすがに誰か見ていたはず。でも周りの人は誰もそういう人を見たとは言いませんでした。

でもそこはバルセロナ。周囲の人は「どうしたの?」と聞いてはくれましたが、事情を話すと気の毒そうな顔をしてはくれるものの、誰も協力的ではありませんでした。彼らにとっても日常茶飯事の出来事だからでしょう。

すると一人の女性がまずはとにかく警察に行けと。スタバなら監視カメラはあっても警察主導じゃないと動いてはくれないからすぐ警察に行きなさないとのことでした。

そこですぐに警察署の場所を調べると歩いて行ける範囲にあったので向かうことに。一応スタバの店員にも言いましたが、何もできないよ〜としか言われませんでした💦

警察に行って事情を話すと書類を書いてねと言われたので「どのように盗まれたか」や「何が入っていたのか」等記入しました。ここでポイントはやはり保険に入っておくことだと思います。海外留学・旅行保険などに入っていれば補償が聞くものが多いでしょう。ただ残念ながら私はイギリスの保険に入っていたので日本の保険はすでに期限が切れてしまっていたのです。本当残念でなりません(涙)

2時間ぐらい待ちましたかね。。。

ちゃしば

同時進行でクレカやデビットカードなど止めないといけないのでその対応をしていたよ。
全て盗まれた私だけど唯一、ずっと手に持っていたスマホだけ盗まれなかったんだ。これがなかったらこの後スペインから出国できない事態になってたから不幸中の幸いだった。

やっと呼ばれて窓口行くとおばさまが出てきて1枚用紙をくれました。所謂紛失証明書ですね。

「ん????これだけ????」

と聞くと、残念ながら警察でできるのは今後の書類再発行とかに必要なこの証明書を出すぐらいだそうです。ちなみに防犯カメラは見てもらえないのかと聞くと「それはすぐにできない。行ったとしたらあなたに連絡します」 (=基本そこまでしない)とのことでした。

この日はもう気持ちがついていけなくてこのままホテルに戻りました。スタバを出た瞬間から傘ないのに雨ザーザーで人生のどん底を味わった気がしました。

ちゃしば

ちなみに友達は自分のお金も失ったのに私のことを責めずその後に必要なお金は全部肩代わりしてくれたよ。1人だったら本当に途方に暮れることになってたから助かった。。

パスポートの再発行

次の日、パスポートの再発行が必要なため在バルセロナ日本国総領事館へ。

こちらもラッキーなことにスペインには在スペイン日本国大使館在バルセロナ日本国総領事館在ラスパルマス領事事務所 があるのですがもし盗まれたのが違う都市だったらこちらのどこかの都市まで移動しないといけません。全額盗られているからホテル代も交通費ももちろんないし、イギリスに帰る飛行機は取っちゃってるし次の日からは仕事もあるしで3泊4日以上スペインに留まることができないと思っていた私にはこちらも不幸中の幸いでした。

領事館の担当してくれたおばさまには盗まれた日になぜ来なかったのかと軽く怒られましたがすぐに手続き方法を教えてくれました。

ただ問題はパスポート再発行には戸籍謄本が必要だということ。もちろん日本から取り寄せないといけません。さらにもしかするとマドリードまで行かないといけない可能性もあると言われてまたここでもパニックに。

取り急ぎ日本の家族に連絡して戸籍謄本を送ってもらえと言われました。(スマホが手元になかったら日本に連絡もすぐできなかったと思うと恐ろしい。。。)でもここで更に問題だったのは私の家族は神奈川に住んでいるのですが、戸籍謄本は父方の実家である石川でしか取れない状況だったということ。また祖父は入院していて謄本が取れる場所の近くに誰も住んでいなかったのです。

ちゃしば

今はマイナンバーカードを作っておけば最寄りのコンビニで取れるよね!ありがたい制度ができたなーと思う。。

母親に連絡をしましたが案の定すぐに受け取ることは不可能だと言われました。そりゃそうですよね。石川の役場に連絡して自宅に送ってもらうのはすぐできることではありません。その日は日本時間で木曜日の夜だったので届くのは週明けになると言われたのですが、私は週明けにはイギリスに帰りたい。

どうしよう、どうしよう。その時、母が「いとこにダメ元で頼んでみれば?」と私に提案したのです。

私のいとこが住んでいるところから役場までは車で2時間ほどかかります。しかも金曜日の朝一で役場に行ってもらい戸籍謄本を取り、更に郵便局まで行ってスペインに送るということを全てお願いしないといけない状況でした。

「もちろん仕事もしているし急にそんなこと言われても困るだろう。。。」

そう思いましたがもはや他に選択肢はありません。いとこの奧さんに泣きながら電話しました。(ちなみにその時いとこは酔っ払ってた笑)

一通り説明するといとこは一言。「よくわからんけど困ってるけぇ、任せろ!」と。(酔っ払ってるから次の日覚えてるか不安だったけど笑)そして奥さんも明日またちゃんと伝えておくね〜!と仕事より私の手続きを優先してくれたのです( ; ; )

領事館のおばさまはもし、日本時間の朝一に郵便局で戸籍謄本をスペインに送りその連絡が郵便局から取れればななんとパスポートを即日発行してくれるというではありませんか!!!!!!(パスポート代金は友人が払ってくれた涙)

その日も雨ザーザーだったのですが、次の日に期待を込めて顔ぐしゃぐしゃのまま近くの写真屋さんにパスポート写真を撮りに行きました。(これも友人が払ってくれた涙)

そしてその日も観光する元気なくホテルに帰って次の日朝一でまた領事館に行ったのでした。

前編はここまで!その後イギリスに戻るまでの旅記録を後編で紹介しますね!
同様のハプニングに見舞われた人の役に立ちますように〜!!!!

ちゃしば

ABOUT ME
ちゃしば
神奈川県に住む海外好きのアラサー女子です。 直近で渡航していたのはドイツですが、世界情勢もありしばらくは日本でもう少し落ち着いたら国内旅行を楽しみたいなーと思っています。 最近ピアス作りにはまっています。